多様性でなければいけない不寛容さに関して

多様性が大事ですよーという事が良く言われています。なにも考えないで生活していてもあちこちで耳に入ってくるし、そういう雰囲気の世の中に移っているのを感じます。

そうですかー、多様性でなければいけないのかそうかそうか、、、。あれ、そうでなければいけないってなんか変じゃないかな。それってすごい不寛容な気がする。

多様性であることってのは、無理強いするもんでもなくて、『あんまり気にしないで行こうぜ』位にしておきたい。多様性でなければいけない事にとらわれる事が、既に偏狭の入り口なのかなと思いますよ。

HIPHOPだって、あの頑固で偏屈爺さんみたいなSP-1200サンプラーを使い倒してどれだけバラエティー豊かな音楽が生まれてきたことか。一つ覚えのように2拍4拍にスネアを配置したビートだけでも数えきれないくらいの豊かな差異があるわけですから驚きです。

つづく

久々にCDショップに入った

先日、CDショップに久しぶりに入りました。確か5年前位、お店にイベントのフライヤーを置いてもらおうと思って足を運んで以来です。同じビル内のテナントで移転を繰り返し、現在のこじんまりしたスペースに店舗があります。韓国POPのCDやグッズなどの激押し感が押し寄せてきます。BTSのカセット無いかな?と、ごく自然な流れで探してしまった。無かったけど。

ただいまBandcampでmicrotoneの新作カセットを販売しています。2種類ありましたが、片方は売り切れ、残りの方もはあと数本のところまで来ています。カセットカルチャー大魔王YKOYKO氏の最高プロダクトです。宜しくお願い致します。

つづく

SLP011: 间卧室十二个触发器 Twelve Triggers In A Bedroom

久しぶりに 11回目 のmicrotoneのリリースをお届けします。2010年頃突如始めたこの音楽プロジェクトも、もう11年目に差し掛かりました。当初は色々なジャンルのダンスミュージックを試みましたが、ここ5年くらいはLo-Fi / Chillhopの流れの中に何となく居場所を見つけ、SP-404とDigitakt等を中心としたシンプルなビート作りに集中しています。

今回の作品は、『2020年』という非常に特殊な1年間の各月をそれぞれ12曲で表わしたものです。その時感じた事や、聞いていた音楽の断片を組み合わせて作られています。過去にボーカリストを起用して作られた曲をリメイク(M-8)、 hi-channel!が昔作ったビートをサンプリングしたり(M-10)、突然ボーカル入りをリリースしたり(M-13)名曲揃いだと思っています。

さらにあのビックリブックで有名なYKOYKO(ヨコヨコ)氏の絶大な監修と製造によるカセットテープのリリースもしています。素晴らしい出来栄えのライナー、ダウンロードカード等も付属して1,500円です。このアイテムはBandcampのリンクよりすぐお買い上げいただけます。在庫も残り僅かですので、買っても良いよという方はお早めにご支援頂ければ幸いです。

90年代のクラブミュージックからはじまった、この手の音楽の面白いところは匿名性だと思います。どこの国の誰か分からない人の音楽が結構良いじゃないか、という点が面白いのであります。今後もmicrotoneは結果的匿名のプロジェクトのまま、周囲の仲のいい友人たちと旨いものを食べたり旅行に行くついでに、練習やライブを行いつつ、適宜リリースを行って行きたいと思います。

つづく

SP-404の効き目

SP-404SXが私の手元にやってきて3年くらいになります。microtoneのライブのトラックを出すのに、何かちょうどいいなーと思って購入したものです。ビートを丸ごとSDカード経由で取り込んでしまえば、ライブは他に機材が要らないんですね。エフェクトも付いてるからバリエーションも出せる。遠くへ出歩いてライブという時にはとても便利。でもまだバンコクでしかライブでは使っていない。

最近は音楽制作ブースの電源と同時にSP-404SXも立ち上がるようになっているので、押せばサンプルがすぐ鳴るので、どうしたって何かと手が伸びてしまいます。Lofiのスイッチを押したときのザラ加減といい、MFXの16番、ヴァイナルシュミレーター、好きです。あれを通すと全部Lo-Fi Hiphopの音になるから。

欲を言うと、USBで繋がってMIDIコンになってくれるとありがたいんですけどね。あと直接PCから流し込めると良いな。それからグリッドシーケンス出来ると嬉しいんだけど、、、きりが無いですね。でも今のままでも、かなり何でも屋さんとして活躍できる。めっちゃやりづらいけど打ち込みも何とか出来るし、ループをたくさん入れて直接演奏も出来るしね。

品質も良いし、PCを使わない曲作りをちょっとするようになって、結構出番が増えています。

音楽はするものとして

音楽をするようになって、もうかなり年月が経ちます。その間に音楽家になりたいなと思ったり、ゲームの音楽制作をやりたいなと思ったりしていたら、結局音楽を作る楽器等を作る会社で何年間か貴重な勉強と旨い飯を食わせてもらい、今は全く別の仕事及び人生になっています。

音楽そのものの供給というのは、他の製品サービスに比べ、非常に過多だと思う。もう15年近く前にJazzy Hiphopを作っていた凄く頭のいい友達が居て、『世の中の音楽は取替えが十分利くものだ。』と言っていたのがずっと頭にあります。iTuneでリリースされる音楽なんて一生かかっても全部聞ききれないと思う。

最近、マシンライブの専門家ことhi-channel!氏に触発されてサンプラーやグルーブボックスによる音作りをしてます。今はRoland SP-404SXや、Novation Circuitを使っています。MPCも考えたけど、そこまで大げさなものは要らなくて。ただ手を動かすって事は大変楽しいです。

そう云う事で音楽が楽しいなという時間を過ごせるという事であれば、需要と供給関係なしに音楽はそれで十分な気がします。

つづく